ばれんの底に穴が空いてしまった方。
対処の仕方を教えます。

左の写真をご覧ください。こんな風に穴が開く前に、芯の当たる位置をずらすことにしましょう。

ある程度高価なばれんは、中身をのぞくと、突起のある繊維(縄)を渦巻き状に巻いてあります。その突起は点で竹皮に当たり、それが摺る際に、効果となるわけです。ですから、強く摺れる良いばれんであるほど、穴があきやすいともいえます。
 
本体と竹皮をわずかにずらすように回転させることによって、今まで芯の当たらなかった箇所に次から芯が当たるようにします。
上のばれんを開いたのが、この写真です。所々、芯の間に白いカスのようなものがつまっています。和紙の繊維が、あいた穴から芯の隙間に入ってしまっているのです。この程度ならまだ良い方で、椿油を多用している人のばれんの中身を見ると、「芯が椿油でびっしょり、」何てことも少なくありません。そうなっては、せっかくの芯が台無しになってしまいます。
とはいうものの、
竹皮に少々の穴が開いたくらいで張り替えるのはもったいないものです。度々竹皮をずらす習慣をつけ、どうしてもずらしきれなくなったら(つまり、穴が線条になってきたら)、竹皮の包み替えを行いましょう。
芯位置のずらし方を説明した動画です。ご覧ください。


解説の音声あり  3.79MB 0分45秒

                   動画の補足説明
黒い当て皮に貼ったラベルに注目して下さい。
竹皮包みの内側で当て皮がわずかに移動しているのが分かります。
当て皮内では芯は動かず収まっていますので、包みの竹皮と当て皮がずれているということは、とりもなおさず包みの竹皮と芯もずれていることを意味します。

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